世の中に出ていく製品を作る
2005年6月9日 連載仕事のことについて少し。
メーカー勤務で世の中に出す商品作りをしています。
製品に内蔵するコンピュータの設計、プログラミングなんかが主な仕事なんですが、なかなか大変な仕事です。
簡単に仕事の流れを。
1.製品の仕様(どういう機能でどういう使い勝手でどういうネットワークを組んで使うのか)を決定します。
これってすごく難しくて、まだ見てもいないものを頭の中で考えて意見出したりするので文書にしてこういうものを作りますって言っても、開発スタッフ全員がそれぞれの解釈をもつので、解釈を統一できるようなものになるまでなかなか大変です。
#この文書化したものが完全に完成したといえるのは製品が出来上がる頃になってしまうというのが現場の実情です。
2.仕様を元に使用するマイコン(コンピュータ)を決める、きまったらコンピュータのシステム設計をする。
簡単に言うと、コンピュータがやらなきゃいけないことをしっかりと「1」からまとめあげて、使うCPUを決めて設計を開始します。
3.プログラムしやすいように設計をする
家の設計図を書くのと似てるかも。どんな配置にして、ここはこんな目的(機能)を持つ。みたいな感じで設計をします。
4.プログラムを書く
文字通り、設計に沿ってプログラムしていきます。設計があいまいだとプログラムもあいまいになります。
#今まで一度も一発でいい設計はできたことがないので、2→3→4を繰り返します。けど商品リリースするまで時間がなくてもどれなくなるんだよね・・・
5.試作機に実装していろいろ検査
機能はしっかり実現できているか、製品がフリーズしたり、急に電源が落ちたりしないか、おかしな動作をしないかチェックします。
もちろんそのためのチェックリストも手作り。
チェックリストから、チェックすべき項目が抜けてることも多々あります・・・
チェックしてNGだとバグ(不具合)として報告があり、毎日毎日バグ退治の日々です。
#チェックは製品化されるまで20回くらいやるんじゃないかなぁ・・・
6.生産ラインで製品作成
ここは自分は関わってないのでよくわかりませんが、量産するってことです(笑)
7.お店へお届け
8.お客さんの手元へ
すごく簡単に書いちゃいましたが、ここまで1年程度で終わらせます。
#1年でやらないとどんどん時代遅れになって売れなくなるので・・・
うちの会社は人も少なくて、最初から最後まで忙しさはピークです(笑)
多少楽なのは開発に入ってすぐの頃と開発が終わって次の開発に入るときくらいです(笑)
あ、6.7.8の工程の頃は開発した側は、設計書のまとめをしたり、必要書類を作ったりとなにげにメンドクサイ仕事で大忙しだったりします^^;
普段お店で見かける製品はこんな流れで作られています。
詳しく聞きたいとかの要望があれば、そのうちその辺も書いていきたいと思います。
愚痴だらけになっちゃうんだけどね(爆)
では、今回はこの辺で。
メーカー勤務で世の中に出す商品作りをしています。
製品に内蔵するコンピュータの設計、プログラミングなんかが主な仕事なんですが、なかなか大変な仕事です。
簡単に仕事の流れを。
1.製品の仕様(どういう機能でどういう使い勝手でどういうネットワークを組んで使うのか)を決定します。
これってすごく難しくて、まだ見てもいないものを頭の中で考えて意見出したりするので文書にしてこういうものを作りますって言っても、開発スタッフ全員がそれぞれの解釈をもつので、解釈を統一できるようなものになるまでなかなか大変です。
#この文書化したものが完全に完成したといえるのは製品が出来上がる頃になってしまうというのが現場の実情です。
2.仕様を元に使用するマイコン(コンピュータ)を決める、きまったらコンピュータのシステム設計をする。
簡単に言うと、コンピュータがやらなきゃいけないことをしっかりと「1」からまとめあげて、使うCPUを決めて設計を開始します。
3.プログラムしやすいように設計をする
家の設計図を書くのと似てるかも。どんな配置にして、ここはこんな目的(機能)を持つ。みたいな感じで設計をします。
4.プログラムを書く
文字通り、設計に沿ってプログラムしていきます。設計があいまいだとプログラムもあいまいになります。
#今まで一度も一発でいい設計はできたことがないので、2→3→4を繰り返します。けど商品リリースするまで時間がなくてもどれなくなるんだよね・・・
5.試作機に実装していろいろ検査
機能はしっかり実現できているか、製品がフリーズしたり、急に電源が落ちたりしないか、おかしな動作をしないかチェックします。
もちろんそのためのチェックリストも手作り。
チェックリストから、チェックすべき項目が抜けてることも多々あります・・・
チェックしてNGだとバグ(不具合)として報告があり、毎日毎日バグ退治の日々です。
#チェックは製品化されるまで20回くらいやるんじゃないかなぁ・・・
6.生産ラインで製品作成
ここは自分は関わってないのでよくわかりませんが、量産するってことです(笑)
7.お店へお届け
8.お客さんの手元へ
すごく簡単に書いちゃいましたが、ここまで1年程度で終わらせます。
#1年でやらないとどんどん時代遅れになって売れなくなるので・・・
うちの会社は人も少なくて、最初から最後まで忙しさはピークです(笑)
多少楽なのは開発に入ってすぐの頃と開発が終わって次の開発に入るときくらいです(笑)
あ、6.7.8の工程の頃は開発した側は、設計書のまとめをしたり、必要書類を作ったりとなにげにメンドクサイ仕事で大忙しだったりします^^;
普段お店で見かける製品はこんな流れで作られています。
詳しく聞きたいとかの要望があれば、そのうちその辺も書いていきたいと思います。
愚痴だらけになっちゃうんだけどね(爆)
では、今回はこの辺で。
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